メンズエステの個室でセラピストに癒されるあの空間、最高ですよね。でも、その裏には「風営法」という法律が絡んだ、ちょっとしたドラマがあるんです。健全なリラクゼーションのはずが、グレーゾーンと戦いながら進化してきたメンエス業界。今回は、風営法に振り回された業界の裏話を暴露しちゃいます。セラピストや常連客なら「あるある」と頷ける話も出てくるかもしれませんよ。
風営法って何ですか?
まず基本からおさらいしますね。風営法、正式名称は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」。簡単に言うと、風俗営業や深夜営業のお店を規制する法律です。キャバクラやパチンコ店、風俗店なんかが対象で、営業許可やルールを守らないと摘発されちゃうんです。
で、メンエスはどこに当てはまるのか?実は、ここがややこしい。メンズエステは「リラクゼーション」が売りなので、基本的には風俗じゃない。でも、オイルマッサージや密着感、セラピストの接客が「ちょっと色っぽい」と見られがちで、風営法の線引きと常に戦ってきたんですよ。
風営法がメンエスを変えた瞬間
メンエスの歴史で、風営法が本格的に絡んでくるのは1980年代くらいからです。バブル景気で夜の遊びが派手になり、風俗業界が勢いを増す中、マッサージ店の一部が「健全だけどドキドキする」路線を打ち出してきました。個室でセラピストと二人きり、オイルで癒される…このスタイルが人気になる一方で、警察の目にも留まるようになったんです。
風俗営業の許可を取ると、風営法に基づく厳しいルール(営業時間や場所の制限)が課されます。でも、メンエス店の大半は「風俗じゃない、リラクゼーションだ」と主張して許可を取らずに営業してきました。結果、風営法の「性的サービスを提供しない」というラインを守るため、店側はいろんな工夫を凝らすことになります。セラピストの衣装や接客トークで雰囲気を作りつつ、明確な違法行為は避ける。この綱渡りが、メンエス独特の文化を生んだんです。
摘発された店の裏話
でも、やっぱり線引きが曖昧だとトラブルも起きます。2000年代以降、メンエス店の摘発ニュースがたまに話題になりますよね。例えば、2010年代にある地域で「過剰サービス」を提供した店が摘発されたケース。表向きは「健全なマッサージ」と謳ってたけど、裏メニューで風俗行為があったとバレちゃったんです。警察が動いた理由は、近隣住民からの苦情や、ネット掲示板での噂がきっかけだったとか。
面白いのは、摘発された店が「風営法違反」で捕まる一方で、ちゃんと線引きを守ってる店はスルーされること。セラピストの接客が上手くても、健全な範囲なら問題ないんです。でも、この「健全かどうか」の判断が曖昧だから、店側も客側もドキドキしながら楽しんでる部分がありますよね。
風営法が作ったメンエスのルール
風営法の影響で、メンエス業界には暗黙のルールができました。例えば、「紙パンツ」って知ってますよね。あれ、実は風営法対策の一環なんです。客が裸になっちゃうと風俗っぽさが強くなるから、紙パンツで「健全ですよ」とアピールするわけ。また、営業時間が深夜0時までって店が多いのも、風営法の「深夜営業規制」を意識してるからなんです。
セラピストにも影響があって、「過剰なサービスはNG」と教育されることが多いです。でも、常連なら分かるあの絶妙なトークや距離感は、風営法のグレーゾーンをうまく使った結果。癒しとドキドキのバランスが、メンエスならではの魅力になってるんです。
裏話:警察との攻防戦
業界関係者から聞いた話だと、昔は警察との攻防がもっとシビアだったみたいです。90年代のある店では、警察が抜き打ちで入ってきて「このオイルマッサージ、風俗じゃないよね?」と詰め寄られたとか。店長が「ただのリラクゼーションです!」と必死に説明して、なんとか切り抜けたそうです。この頃は、メンエス自体が新しい業態だったから、警察もどこまで規制すべきか手探りだったんでしょうね。
最近は、メンエス店が増えすぎて、警察も「よっぽどじゃないと動かない」なんて噂もあります。摘発されるのは、ルールを無視して目立っちゃった店がほとんど。健全にやってる店は、風営法の影におびえつつも、うまく共存してる感じです。
今のメンエスと風営法の関係は?
2025年の今、メンエス業界は風営法とある程度の距離感を保ちながら進化してます。健全派の店は「リラクゼーション」を強調しつつ、技術や雰囲気を磨いて差別化。グレーゾーンを攻める店は、摘発リスクと引き換えに高い人気を集めてます。セラピスト目線だと、「風営法があるからこそ、メンエスの個性が際立つ」なんて声もあるんですよ。
風営法に翻弄されながらも、メンエスは自分たちの道を切り開いてきたんです。次に店に行くとき、セラピストに「昔、警察来たりしたんですか?」なんて聞いてみてください。意外な裏話が飛び出すかもしれませんよ。